高校・塾関係者のみなさま

Let's think! その3:文理選択~理系か文系か、どっちにすべき?~

2019年06月01日

考える人

入学後、高校生活にやっと慣れてきたかなぁと思ったらやってくる重要な決断、文理選択。卒業後の進路を左右する選択ですし、できるだけ後悔しない選択がしたいですよね。今回は、文理選択を考える際にヒントにしていただきたいことをお伝えします。

■様々な視点で考えてみよう
文理選択の際、高校生の皆さんにとって最も考えやすい視点としては、「科目の得意不得意で選ぶ」というものが挙げられると思います。しかし、それだけで安易に決めてしまうと、その後の進路選択の際に、「もっと色々考えておけば良かった…」と後悔するようなこともあるようです。
自分の進路について考えるせっかくの機会なので、自分の可能性を広げるために、様々な視点で考えてみてはいかがでしょうか。
他の代表的な視点としては、「興味のある大学の学科や専門学校の分野」や、「興味のある職業につながる学問」から考えるということが挙げられます。
例えば、「遺跡に興味があり、考古学を学んでみたいから文系」、「まだどの分野かは分からないけど、ものづくりに興味があって技術者になりたいから理系」といったように選んだ方がいました。また、少し面白い例としては、「文系も理系も同じくらい興味がある。でも、文系の内容はある程度独学でもできるけれど、理系の高額な装置を使った実験は独学では難しい」という「独学でできるかどうか」という視点で理系を選んだ方もいました。
世の中には皆さんも知らない、本当に色々な学問、職業があります。様々な視点で見るために、まずは世の中にどのような学問や職業があるのか、本やネットで調べたり、社会人に聞いてみたりして知るところからはじめても良いかもしれません。

■今のベストを選べばいい
そうは言っても、「これから色々勉強したり、体験したりするなかで状況は変わるだろうし、今の時点で選ぶのは難しい」と感じる方や、「何か無難な選択肢のようなものがあるのではないか?」と感じる方もいるかもしれませんね。
まず、前提として、これまでの「Let's think!」でもお伝えしましたが、文理選択に関しても「これを選べば正解!」という答えはありません。自分の能力や興味関心から考えて「自分にとってはどちらが良いのか?」を選ぶことになります。
しかし、この「自分にとって」というのはあくまでも、「今の自分にとって」のベストで大丈夫です。大切なことは、どちらを選ぶかもそうですが、自分で調べたり、様々な大人に相談したりして、自分で動いて、考えて、選ぶプロセスそのものだと思います。

■一度選んだものを変えても大丈夫
しかし、いくらきちんと調べて、考えて、そのときの自分にとってのベストを選んだとしても、実際やってみて初めて分かることもありますし、状況が変わることだってあります。そのようなときは、選択を変えても良いのです。
文転(理系の人が途中で文系に変わること)、理転(理系の人が途中で文系に変わること)という言葉があるように、大学や専門学校を受験する段階はもちろん、大学に入ってから、社会人になる段階など、気づいた時点で変えることができます。
私の周囲にも、文転や理転をされ、文系理系両方学んだからこその視点を生かして活躍されている方がいます。今は、大学によっては、文系と理系の中間のような学部もあり、そのような学部を選択肢に入れてもよいでしょう。

■まとめ~Let's think!!
・あなたは、まず、どのような視点で文理選択を考えますか?
・他にはどのような視点で考えられるでしょうか?
・文理選択を考えるうえで、調べたり、人に聞いてみたりできるのは、どんなことですか?

齋藤さんのこれまでの記事 今月の"家族のテーマ"バックナンバー
進路決定までの道〜やりたいことの探し方〜
進路決定までの道〜情報を集めよう〜
進路決定までの道~意思決定するということ~
進路決定までの道~目標設定して行動計画を立てる~
自分で決めた進路を親に反対されたら…?
「自分に向いている仕事」「自分に合っている進路選択」とは?
「仕事」や「働くこと」について考えてみる
夢ややりたいことを言葉にすると、実現する
たくさん動こう、たくさん出会おう!
「なかなか進路が決まらなくて焦る」、どうしたらいい?
仲間や自分を応援してくれる人を増やそう
なかなか勉強に集中できない時、どうする?
文理選択、何を基準に決めたらよいの?
「向いていること」と「やりたいこと」、どちらを選んだほうがいい?
激しく変化するこれからの時代を生きるうえで、大切にしたい3つのこと
自分の仕事、働き方に満足し、生き生きと働いている方の特徴
「自信がもてない」「自分を好きになれない」という悩み
「がんばったけれどうまくいかなかった」―受験の失敗から立ち直る方法
今年1年のやりたいことを考えよう
社会に出ること、働くことに不安を感じているあなたへ
迷ったり悩んだりしたときの「上手な相談の仕方」
進学? 就職? 高校卒業後の進路どうしよう…。
夏本番、心を動かそう!
後悔しない選択をするために大切なこと
"やりたいこと"ってなんだろう、ないとだめなの?
「やらなきゃいけないけれど、がんばれない…」、こんなときどうすればいいの?
受験勉強と友達付き合い、どうバランスをとったらいいの?
やりたいことがありすぎて選べない…進路選択、どうすればいい?
「キャリア」を考えるのはどうして大切なの?
自分に合う「働き方」を創っていける~これからの働き方~
意外と知らない自分を知る方法
適性診断の使い方
「失敗」や「リスク」とどう向き合う? 進路選択の考え方
なりたい自分になるために〜「決める」ことの大切さ〜
やりたいことがある人もない人も~進路の決め方~
進路に関するネガティブな情報との向き合い方
進路選択はまず「自分を知ること」から
働きたくないなぁ…。そんな自分はどうしたらいいの?
「なぜ働くのか?」を考えることが大切な理由
「目標設定」が苦手なあなたへ
失敗しない進路選択とは?
意外な自分を発見できる!? 1年の振り返りをしよう!
そもそも進路って選ばないとダメですか?
なぜ大学(専門学校)に行くのか?

[齋藤 めぐみ]


■プロフィール 齋藤 めぐみ(さいとう めぐみ)


「この世界に生まれてきた子どもたちに生きること、働くことの喜びを伝えたい」をビジョンに、小学生から定年退職後の方まで、幅広い世代のキャリア選択の支援を行うキャリアカウンセラー。
青山学院女子短期大学児童教育学科を卒業後は、最大手人材エージェント、通信会社の採用・教育担当などに勤務。2007年9月に独立してからはフリーランスとして大学のキャリアセンターや企業の人材採用・育成の仕事、小中高校生向けキャリア教育の授業開発などに携わっている。

■オフィシャルWebサイトでワークショップのお知らせ・ブログを掲載中。
http://www.megumi-saitou.jp

学校情報検索しよう!

  • 大学・短大を探す
  • 専門学校を探す
  • 塾・予備校を探す
  • 学びから学校を探す
  • 将来から学校を探す
  • 進学イベントを探す
  • ラクラク一括資料請求
  • 資料請求コードで一括請求

PR

今すぐチェック!! 編集部オススメ記事

中学高校を探すならこちらから

ページの先頭へ