高校・塾関係者のみなさま

知っておきたい教育関連ニュース 6月

2017年06月01日

ツユクサ

●生徒の生活満足度、日本は下から6番目 OECD2015年調査結果
4月19日、国立教育政策研究所は、OECD(経済開発協力機構)による学習到達度調査(PISA)2015年調査国際結果調査書を、『生徒のwell-being(生徒の「健やかさ・幸福度」)』として日本の子どもに関するデータを中心にまとめたものを公表しました。
この報告書によれば、生活満足度について、日本での回答は「十分に満足」23.8%、「満足」37.3%、「まあ満足」22.9%、「満足していない」16.1%となっており、OECDの平均値を下回りました。また比較可能な47か国・地域のうち、下から6番目という低い結果になっています。
しかしこの結果についてOECDは、何に価値を置き、幸福や満足を感じるかは文化によって異なり、自己呈示の仕方も文化による違いが大きいので、それを踏まえたうえでの結果であることに留意する必要があると指摘しています。
また、テストへの不安を聞いた設問では、78.1%が「テストが難しいのではないかとよく心配になる」、81.8%が「学校で悪い成績をとるのではないかと心配になる」、62.1%が「テスト勉強を十分にしていても、とても不安になる」と回答しています。いずれの項目もOECDの平均値を上回っており、日本の生徒はテストに強い不安感を覚えていることがうかがえる結果となっています。

●AO・推薦入試も学力試験義務化、2020年度から 文部科学省方針
現在、書類選考や面接などで学生の能力、意欲を総合的に判断している国公私立大学のAO入試、推薦入試について、文部科学省が2020年度から学力をはかる試験を義務付ける方針を固めたことがわかりました。AO入試や推薦入試による入学者の一部に学力不足がみられるため、一定の学力があるかどうかを確認するねらい。
大学入試は一般、AO、推薦の3種類があり、文部科学省が基本方針や留意点をまとめ、毎年各大学に通知している「大学入学者選抜実施要項」では、推薦は「原則として学力試験を免除」、AOは高校の成績などで基礎学力を把握すること、としています。
20年度からは、大学入学センター試験に替わって実施される「大学入学希望者学力評価テスト」を活用したり、各大学の独自試験、小論文やプレゼンテーションを課すなどして、入学希望者の学力を把握することが義務付けられます。
文科省によると、国公私立大学へAOや推薦入試を利用して入学する学生の割合は年々増加しており、00年度の約33%から15年度は約43%となっています。

●小中学校教員の勤務時間、1日11時間超 文部科学省10年ぶり調査
4月28日、文部科学省が10年ぶりに実施した「教員の勤務実態調査」(速報値)により、小中学校教員の1日あたりの勤務時間は11時間超、10年前の調査時から30~40分増加していることが明らかになりました。
調査は昨年2016年10~11月にかけての7日間、全国の小中学校のなかからそれぞれ抽出した400校、校長や教頭、教諭などフルタイムで働く教員を対象に行われ、小学校8,951名、中学校1万687名から回答を得ました。
それによると、1日あたりの勤務時間は、小学校は平日11時間15分(2006年と比較して43分増)、土日1時間7分(49分増)、中学校は平日11時間32分(32分増)、土日3時間22分(1時間49分増)でした。
1か月100時間または2~6か月の月平均80時間の時間外労働という、労災認定基準で使われる「過労死ライン」をあてはめてみると、小学校教諭の約2割、中学校教諭の約4割が100時間を、小学校教諭の約3割、中学校教諭の約6割が80時間のラインを超えています。
あらためて、小中学校で働く教員の過酷な長時間勤務の実態が明らかになるとともに、一刻も早い状況改善のための対策が求められます。

[アクセス進学ラボ編集部]

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