保護者のみなさま

大学や専門学校への教育費の準備は大丈夫?

2014年10月1日

■大学・専門学校へ進学する必要なお金はいくら?



10月を迎え、今年もそろそろ受験シーズンが始まろうとしています。「どこの大学を受験しようか?」「どこの専門学校でどんな専門の勉強をしようか?」「地元と都市圏のどっちで暮らそうか?」など、いろいろな選択肢の中からお子様の将来を決める大切な時期でもあります。忘れてならないことは、教育費の準備ができているかということです。今回は、大学や専門学校へ進学する際に知っておきたい教育費の準備について見てみましょう。

まず、どこの大学や専門学校に進学するのかによって、必要な教育費は大きく異なってきます。図1は、大学が公立と私立、理系と文系の違いでみた教育費の総額です。

図1.大学生の教育費総額(平成22~24年度)
大学生の教育費総額(平成22~24年度)
これを見ると、「国立よりは私立」「文系よりは理系」、あるいは「私立家政学部・芸術学部・体育保健科」などの専攻別によって必要な教育費が異なることがわかります。私立医歯系ともなると、6年間で約2,500万円~3,000万円が必要となります。ごく限られた家庭かもしれませんが、それでもそれなりの準備と覚悟が必要です。

単年度で見てみましょう。初年度は、授業料のほかに入学金の支払いが必要です。支払方法には、初年度納入金を一括で支払う方法と、入学時に入学金と前期の授業料、9月頃に後期の授業料などの2段階に分けて支払う方法があります。さらに、AO入試の場合は9~10月、推薦入試の場合は11~12月、一般入試は2月頃などと、試験の合格通知が届く時期によっても支払う時期が異なるところがあります。

専門学校は、一般教養というよりは社会に出てすぐに役に立つ専門的な勉強をしていきます。しかし、地域や専門分野により若干の違いはあるものの、大学とそれほど違いがないくらいの初年度納入金や授業料が必要です。

そのほか、自宅通学か下宿かによっても毎月必要な生活費は異なります。下宿する場合は、下宿代や食費などの出費が多くなり、自宅通学に比べて保護者の負担は多くなります。

図2の収入合計を見ると、自宅生の収入は58,360円、下宿生は120,640円と、下宿生のほうが約2倍以上です。そのうち保護者からの仕送りは月約7万円で、半額以上が親からの仕送りで生活していることがわかります。保護者はこれを毎月払っていかなければなりません。

図2.大学生の1か月の生活費(平成24年 単位:円)
大学生の1か月の生活費(平成24年)
■どのくらい教育費が貯められているの?

お子様が大学や専門学校の志望校選びを考え始めたら、学費や仕送りができるかどうかの教育費の見直しをしましょう。「合格をしてもいないのに…」と思われるかもしれませんが、せっかく合格したのに授業料が払えずに学べなくなるのでは本末転倒です。「初年度交付金は貯蓄できているのか」「次年度からのおこづかいや仕送りは払えるのか」など、教育費がどれだけ貯められているのか見直しをしましょう。

これまでコツコツ貯めてきた教育費は、この時期のために積み立ててきたといっても過言ではありません。しっかり貯蓄できているご家庭もあるでしょう。しかし、もし足りないご家庭は、今月からでも遅くありません。必要金額に到達するまで、毎月目標額を設定して貯蓄してはいかがでしょうか。

教育費の捻出方法の1番は、やはり節約です。5大節約方法は、①旅行やレジャ-費の節約、②衣類の購入費の節約、③食費(外食を除く)の節約、④外食の節約、⑤保護者のこづかいの節約だそうです。

しかし、節約をする前には、「お子様が将来社会人として働くために一体何を勉強したいのか」「我が家が払えるお金のこと」をしっかり話し合ってはいかがでしょうか。これまで見てきたように、進学先や下宿か自宅通いなのかの違いによって教育費は大きく異なるからです。それにより、貯蓄額も異なってきます。

そして、教育費を点検する際には、お子様が巣立ったあとの住宅ローンの返済方法、老後資金の見直し、セカンドライフの過ごし方など教育費以外のお金のことも視野に入れて見直しをされることをオススメします。


[山本 節子]


山本節子

■プロフィール 山本 節子


(株)リスタート 代表 http://www.restart-woman.com/
リスタート・ウーマン(子育て支援団体)

やまもと・せつこ●専業主婦歴20年の後、我が家の家計の見直し方を学ぶためにファイナンシャル・プランナーを取得。2008年2月8日(株)リスタート設立。2014年子育て支援団体を立ち上げ、次世代の子育てを話し合うセミナーを開催中。

☆資格
ファイナンシャル・プランナー(CFPR)
FP技能士1級
CTIジャパン応用コース修了

☆所属
子どもにかけるお金を考える会 http://homepage2.nifty.com/moneychild/

☆著書
『子どもにかけるお金の本』(主婦の友社) 子どもにかけるお金を考える会メンバー共著
『誰も教えてくれなかった月15万円年金の使い方と運用100のコツ』(主婦の友社)他


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