高校生(受験生)のみなさま

Let's think! その8:親や先生が大反対。どうしたらいい…?

2019年11月01日

考える人

「自分が考えている進路について、親や先生に話したら反対されてしまった…」
高校生の皆さんからよく相談される内容です。親や先生に反対されたら、「価値観を押し付けられた…」「応援してほしかった…」などと、悔しい気持ちや悲しい気持ちになるかもしれません。私自身も高校卒業時、短大卒業時と進路選択の際には親に反対され、切ない気持ちになったことを覚えています。今回は、進路を反対されたときの向き合い方について考えてみたいと思います。

■ここからは、自分の選択、自分の人生
キャリア相談などで今の高校生の皆さんとお話していると、SNSなど無限のつながりがある時代を反映してか、周囲に気を配ったり、期待に応えようと頑張ったり、真面目で優しい方が多い印象を受けます。それゆえ進路選択でも、保護者の方や先生が自分に何を期待しているのかがよく理解できていて、反対されると余計につらいし、自分の意見を伝えるのにも勇気が必要だった、という方もいるかと思います。
しかし、進路選択は、自分にとっての幸せが何かを考えて決めるもの。周囲の声は一旦置いておいて、自分はどうしたいのかを改めて考えてみてほしいと思います。今という時代を生きるみなさんがこれから歩むキャリアは、これまで以上に選択肢が多様になっていて、意思決定の連続です。進路選択は、これから大人として意思決定をしていくための初めの大切な一歩とも言えるのです。

■色々な意見を集めてみる
自分の考えを改めて確認できたら、今度は、視野を広げるために、信頼できる色々な意見を集めてみてほしいと思います。保護者の方や先生はこれまでの自分の価値観や経験から意見を言っており、それは良い悪いではなくて一つの意見として捉えることができます。
そして、先ほども少し触れましたが、時代は変化していて、学びのあり方、その後の社会に出てからのキャリアも多様化しています。(「学力」や「偏差値」、やっぱり大事ですよね…?)このような時代においては、様々な選択肢を知った上で選ぶ、という力が重要になってきます。そのため、できれば、自分の選択したい進路について信頼できる大人や、本、メディアなどから色々な意見を集めてみましょう。その際に大切なのは、一つの意見を信じ込むのではなく、一意見として集めてみて、そのあとは自分で考え、決めるということです。

■向き合うことで覚悟がきまる
最後に、気持ちが落ち着いたら、反対意見に向き合ってみていただきたいと思います。保護者の方や先生がなぜ反対するのか、その理由を一人の人として尊重してじっくりと聴いてみるのです。反対意見を言うのもパワーが必要です。きっとあなたの幸せを思って、それぞれの視点から伝えてくれているのだと思います。
実は、私のもとに保護者の方や先生が、進路選択についてお子さんや生徒さんの相談にいらっしゃることが多々あります。自分が進路選択したころとの時代の違いを感じ、どのようにお子さんや生徒さんにアドバイスをしたらいいか、悩んでいらっしゃるようです。もしかしたら、あなたの保護者の方や先生も悩みながら反対していて、向き合っているうちに協力をしてくれるようになるかもしれません。
さらに、反対意見と向き合っているうちに、自分が選びたい道について、どれだけ自分が本気で進みたいのかが見えてきたり、覚悟が決まったりすることもあります。思い通りにならないこともあるかもしれませんが、反対意見に勇気を持って向き合ってみるという経験自体がプラスになっていくことだと私は思います。

■まとめ~Let's think!!
①周囲の意見は一度置いておいて、自分はどうしたいのか、改めて考えてみましょう。
②相談できる人や、本、メディアなどで、いろいろな意見を集めてみましょう。そして、それらの意見をどう思うか、自分の気持ちと照らして考えてみてください。
③反対意見に対して、自分はどう向き合いたいのか考えてみましょう。

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[齋藤 めぐみ]


■プロフィール 齋藤 めぐみ(さいとう めぐみ)


「この世界に生まれてきた子どもたちに生きること、働くことの喜びを伝えたい」をビジョンに、小学生から定年退職後の方まで、幅広い世代のキャリア選択の支援を行うキャリアカウンセラー。
青山学院女子短期大学児童教育学科を卒業後は、最大手人材エージェント、通信会社の採用・教育担当などに勤務。2007年9月に独立してからはフリーランスとして大学のキャリアセンターや企業の人材採用・育成の仕事、小中高校生向けキャリア教育の授業開発などに携わっている。

■オフィシャルWebサイトでワークショップのお知らせ・ブログを掲載中。
http://www.megumi-saitou.jp

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