祖父母のみなさま

親の死亡保障と教育資金の準備方法

2020年09月01日

倒れたコップ

死亡保障と聞くと、「考えたくない」と敬遠したくなる方もいるかもしれませんが、子どもが生まれたときから長い時間をかけて貯めていく教育費は、親に万が一のことがあった場合のことも想定しておきたいものです。今回は教育資金を準備する方法として、保険を利用するケースをご紹介します。



■ケース1 こども保険や学資保険で教育資金を用意する場合



教育資金といえば、真っ先にこども保険や学資保険のようにお子さんにかける保険を思い浮かべる方は多いと思います。
「なぜ保険で?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はメリットは3つあります。

こども保険や学資保険は被保険者つまり保険をかけられる人がお子さんで、契約者が親又は祖父母という形態をとります。
1つ目のメリットとしてお子さんの名前で貯めることができ、ほかのお金と分別しやすいという点があります。
また、学資保険は、契約者に万が一のことがあった場合にその後の保険料の支払いが免除される特徴があります。保険料を負担する契約者が万一亡くなっても、予定していた学資金を確保できるのが2つ目の大きなメリットです。

もう一つ、「解約するのが面倒」というポイントがあります。
学資金の確保のためにお子さんの名前の定期預金などで貯蓄することも考えると思います。しかし、定期預金は窓口ですぐに解約手続きができて、即日換金できるというメリットがありますが、このメリットが実は貯蓄にとっては「デメリット」となります。
お金を貯蓄するにはどうすれば貯まると思いますか? 毎月コツコツ着実に貯めていくこと、そしてためたお金に手を付けない、つまり途中でおろさないことが大事です。その点、簡単に解約できないことが有効な3つ目のメリットとして考えられるのです。



■ケース2 低解約返戻金型終身保険を利用する場合



もう一つ、教育資金の確保として親が保険に加入することがあります。それは低解約返戻金型終身保険を利用する方法です。
お子さんが進学する年月に合わせて途中で解約することを前提として加入する低解約返戻金型終身保険ですが、解約返戻金(解約時に返ってくる保険金)が保険料として支払った金額以上になるように設定し、教育資金として活用できます。また、学資保険と同じく大黒柱である親が保険の対象となるため、親に万が一のことがあった場合、保険金がおりて学資金を確保することができるのも大きなメリットです。

他にも預金やジュニアNISAなど、預貯金や投資で貯蓄する方法もありますが、親に万が一のことがあった場合を考えると、死亡保障のある保険を利用する安心感は魅力的です。しかし、進学時期まであまり時間がない場合は保険を利用できないので注意してください。


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[矢澤 理惠]


矢澤理惠

■プロフィール 矢澤 理惠


株式会社オフィスヤザワ代表
CFP®
WAFP関東(女性FPの会)元理事

ファイナンシャル・プランナーを目指したきっかけは「知らないと損をする」ことを自分で実感したため。
祖父母の相続時に発生した「争続」、何の対策もしておらず2度も払った多額の相続税。
その時に「前もって知っている大切さ」に気づき、知っていると得をする、幸せになることが世の中にたくさんあるとお知らせするべく、個人相談、執筆を行うとともに、資産運用・ライフプランニング・相続セミナーを3本柱としてとして活動中。

■経歴
郵政省時代、東京都港区の特定郵便局に勤務。その後、横浜に転勤、半年後に民営化を控えた平成19年に退職し、独立系ファイナンシャル・プランナーに転身。FPのかたわら、自由が丘でローカーボCafé&Barの店長としてバーテンダーを務めた。
2018年7月車のパーツショップを、2019年10月には横浜市青葉区にてローカーボ(低糖質)のダイニングバーをオープン。
現在は3足のわらじを履いている。


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