祖父母のみなさま

大学進学のための資格取得のススメ

2020年07月01日

勉強道具

大学進学のために一番取得していただきたいのは実用英語技能検定(英検)などの英語の資格です。ただ、ほとんどの学校で英語検定試験での受験を推奨している現状からすると、それ以外のアピールポイントが大事になっています。
現役生の受験の方法として、推薦入試やAO入試(2021年度入試からそれぞれ推薦型選抜、総合型選抜に名称変更)が年々増えてきている現状では、英語はもちろん、それ以外の資格取得をがんばって、少しでも受験を有利に進めるツールとしたいところでしょう。

■受験を有利に進めるための資格あれこれ



英検以外の検定で、高校生でも受験を検討したい一般的な資格としては、数学検定(実用数学技能検定)や漢字検定(日本漢字能力検定)、簿記検定などが挙げられます。ただ、一概に資格と言っても、何級でもいいわけではありません。大学進学のために必要な受験の程度としては、数学検定であれば準1級程度、漢字検定や簿記検定では2級程度を目標と考えてください。
いずれも検定の受験日はそれぞれですが、一回で合格できないこともあり、難関資格といえます。複数回の受験を想定しておかないと、推薦の出願が始まる秋頃までに、資格取得ができていない可能性があります。余裕を持たせるためには、高校に入学後すぐ、資格取得のためのスケジュールを立てておきたいものです。
簿記検定などの勉強は、社会に出ていない学生には勉強すること自体、興味を持ちにくいかも知れませんが、大学進学で経済学部や経営学部を志望する場合、簿記は将来的に必要となる知識です。ちょっと前倒しで勉強することで、大学進学後の勉強が楽になることでしょう。
簿記であれば2級程度が必要ですから、3級からゆっくり始めると、2級までたどり着くのは意外と時間がかかります。英語以外の資格取得を考える場合、自分の進路や興味でスケジュールを進めていく方が、資格を取得しやすいかもしれません。

■これからは情報系も狙い目

希望しているのが理系以外でも、ITや情報系に有利な資格、例えば「ITパスポート」も資格取得の選択肢としては検討しておくといい資格です。この資格が大学にどのように活用されているのかみてみましょう。(参照:ITパスポート試験webサイト iパスとは>高校生の方へのページ)
実は、入試優遇だけではありません。進学後に単位を認定してくれたり、受験のための対策講座があったり、受験を推奨していたりと、理系でなくても、この国家資格を活用しようという流れがあることが顕著にわかります。特に、入試優遇では226校が対応しており(2017年11―2018年2月調べ)、経済学部や経営学部、人文学部に健康福祉学部、教育学部など、様々な学部への進学で活用されています。今回のコロナ騒動で、オンライン化やテレワークなどが一気に推進された感じはありますが、今後もこの流れは加速していくでしょう。そう考えれば、英語以外では、情報系の資格取得は、文系理系など進路を問わず、取得しておきたい狙い目の資格といえます。

■資格取得は、あれこれ考えず、とりあえず取得する姿勢が大事

私も多くの資格取得の講師経験がありますが、「これをやって意味があるの?」と生徒に聞かれることもありました。資格の勉強というのは、勉強に苦手意識のある子どもにとっては辛いものですし、さらに今回ご紹介した資格は、全く勉強せずにとれる楽な資格ではありません。
資格取得をしたものの、希望する進路が変わって、違う資格を取っておいたほうがよかったというケースも出てくるかもしれません。この資格を取ったら安心安全という資格はありません。ただ、今は一生同じ会社で働くという時代ではありませんし、女性でも共働き世帯の方が多くなってきています。そうなると、どんな資格がどこで役立つようになるかはわかりません。
大人になってからの資格取得はなかなか難しいものです。勉強することに慣れている学生の時期にこそ、色々な資格取得にチャレンジしておくべきと言えます。今、使うかどうかを考えるのでなく、ひょっとしてどこかで役立つかもしれないと、楽しみながら資格取得の勉強ができればしめたものです。

どうせ社会人になったら必要なのだから学生時代は遊びたい、という気持ちは当然です。高校受験が終わった直後の高校1年生なら、特にそう感じていることでしょう。ただ、今回の新型コロナウイルス感染拡大により、解雇や休業など、親だったり親戚だったり影響を受けた方が周囲にいる場合もあるはずです。
これしかできない、という働き方だけでなく、これもできるけどあれもできる、という労働者の方が雇用する側にとってはありがたいものです。もし、解雇されることがあったとしても、再就職先は見つかりやすいでしょう。自分の将来のために、自分に必要な知識は自分で取得しておく、こんな気持ちで資格取得にチャレンジするのもいいのではないでしょうか。

★参考
簿記検定(日商簿記) 商工会議所 https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping
漢字検定(日本漢字能力検定) https://www.kanken.or.jp/kanken/
数学検定(実用数学技能検定) https://www.su-gaku.net/suken/
ITパスポート試験 https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html

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[當舎 緑]


當舎緑

■プロフィール 當舎 緑


社会保険労務士。行政書士。CFP®

とうしゃ・みどり●阪神淡路大震災の経験から、法律やお金の大切さを実感し、開業後は、顧問先の会社の労働保険関係や社会保険関係の手続き、相談にのる傍ら、一般消費者向けのセミナーや執筆活動も精力的に行っている。
得意テーマは、教育資金の準備方法、社会保険の仕組み、エンディングノートの作り方、これから始めるやさしい終活、成年後見の活用方法、銀行を介さない家族信託の仕組みなど。
著書は、『3級FP過去問題集』(金融ブックス)『子どもにかけるお金の本』(主婦の友社)など。

當舎 緑のホームページ
http://tosha.grupo.jp/

子どもにかけるお金を考える会メンバー
http://homepage2.nifty.com/moneychild/

一般社団法人かながわFP生活相談センター理事
http://kanagawafpsoudan.jimdo.com/

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