東海大学 海洋学部・海洋生物学科

庄司研究室

海の生きものの超高感度センサー
 -様々な行動の発現に嗅覚がどのように関わっているのかを明らかにする-

PROFESSOR’S INTRODUCTION

どのような分野でもいいから、あなたが持つ知的興味をどんどんふくらませてください!

海洋学部 海洋生物学科 教授 庄司 隆行

現在どのようなゼミ・研究をされていますか?

ほとんどの生きものは、化学物質を受容する感覚である化学感覚を発達させています。私たちの研究室では、化学感覚のうちニオイ物質を受容する嗅覚について、主に魚類や海棲無脊椎動物を対象として研究をおこなっています。どのようなニオイを嗅いだときにどのような神経機構がはたらいて索餌や生殖などの行動が発現するのかを調べています。

現在のゼミテーマ・研究テーマの面白いところはどんな点ですか?

魚類や無脊椎動物は様々な環境に適応して多くの種に分化しています。特に魚類では嗅覚系の発達のしかたにも大きな違いが見られます。一方で、鯨類等を除くほとんどの水生動物は共通して水中のニオイを高感度で嗅ぐことができます。この高感度センサーが種によってどのような使われ方をしているのかを調べることはとてもおもしろい課題です。

 

ゼミや研究を進めていく上で大切にしていることは何ですか?

研究テーマを決める際、それぞれの学生の興味を最大限尊重することにしています。ただし、自分の興味を漠然とではなく具体的に、どのような仮説を立ててどういう手法で実験をおこなうのかを説明できなければだめです。そのための学問的知識を得ることはもちろん、論理的で正確な日本語を使うこともとても大切なことだと考えています。

現在のゼミテーマ・研究テーマに参加するためにはどのような知識が必要ですか?

私たちの研究は、嗅覚を個体レベルで研究する「生理学」と実際に生きものたちが棲んでいる海や川、あるいは実験室内の水槽で行動を観察する「行動学」とを組み合わせるスタイルをとっています。ですから、これらの複数の分野の知識を持つことが理想ですが、釣りやダイビングなどで魚の行動に親しむことも役に立つかもしれません。

ゼミ内容・研究内容を今後どう活かしていきたいですか?

ニオイによって動物たちを効率よく集めたり、あるいは逆に嫌いなニオイで逃げさせたりすることができれば、漁業や遊漁に役立ちます。たとえば、カツオを釣るときにはイワシを海にまきますが、これをニオイで代用できれば漁のコストは下がります。また、サメが嫌いなニオイを探せばサメによる食害を防ぐことができるかもしれません。

農・林・水産系
この学問は
農・林・水産系

PR

INFORMATION

PR

『適学ラボ』適学から進路発見スマートフォンアプリ by アクセス進学

『適学ラボ』適学から進路発見スマートフォンアプリ by アクセス進学

ページの先頭へ