受験生のみなさま

勉強する子に変身させるには家庭の会話がカギ

2020年04月01日

歩く親子の後ろ姿

「我が子が自ら勉強する子になってくれたら」という願いは親にとって普遍的なものです。勉強する子の定義は人によって異なりますが、多くの親は外野から言われなくても自発的に勉強と向き合える子を理想としているはずです。それでは、どうすれば理想的な「勉強する子」になるのでしょうか。
基本的に子どもは自分から何かを学ぶ意欲を持っています。しかし、成長するにつれて勉強へのやる気の有無に個人差が出てしまうのは、親子関係や家庭環境が大きな影響を与えていると考えられます。

■親からの声がけが子どもの意欲を伸ばすきっかけになる
親の経済力より、身近な人間関係がしっかりと安定していることで子どもは勉強に対して意欲的になっていきます。小学生になったからと「1人で宿題できるわね」「プリント用意しといたから解いてよ」と本人に丸投げでは、いつまで経っても勉強する気持ちが湧いてこないでしょう。勉強する子に変身させるためにも今から実践できることとしてご紹介したいのは、親子の会話を心がけることです。
乳児期の指差し、幼児期は自分が発見したことや作ったブロックや砂山を「見て!」とアピールしますよね。気持ちを共有したいという欲求がそういった言動に表れるからです。親から褒められれば、さらに良いものを作って驚かせようという向上心が芽生えてきます。反対に、親が同調せず軽くあしらっていると、何をやっても喜んでくれないと新しいことにチャレンジする気持ちがしぼんでいきます。叱咤激励や褒められれば俄然やる気が出ますが、叱られたり相手が無関心では意欲が湧かないのは大人も同じです。このような気持ちを理解し、利用してみましょう。

■家庭内のコミュニケーションの頻度を増やそう
共働き世帯が増加し、平日は思うように子どもと向き合うことができない家庭もあります。そういう時は、食事中にいつも以上に話しかけるなどし「あなたの普段の様子を気にしている」という姿勢を前面にだしましょう。親から気にかけられて嫌な気持ちになる子どもはいません。ただし、テスト結果や勉強の話ばかりしては逆効果です。

子どもとの会話のポイントは
・体育や給食など勉強と無関係の学校生活について聞く
・習い事の様子を聞く(上達したかなど問い詰めないこと)
・子どもが話をしているときに否定的な言葉を投げかけない

子どもにとって触れて欲しくないテーマは取り上げず、何気ない学校生活について聞くことが大切です。それと同時に話をさえぎったり、否定する言葉を口に出さず、まず耳を傾けるようにしましょう。そうすることで子どもは「勉強以外にも関心があるんだ」と思うようになり、親から見守られているという安心感を抱き、自己肯定感が増していきます。
この肯定感があることで自分は親から愛されていると自信を持ち、チャレンジする心が育っていくのです。やみくもに「勉強しなさい」と言ってもなかなか心に響きません。子どもが勉強するまで忍耐強く待つのではなく、親子のコミュニケーションを通じて「自分から動き出せる子」に育てることが一番の近道といえます。

■子どもは親の関心の有無に気がついている
まだまだ幼いと思っていても、自分に対して関心を寄せているかどうか子どもは分かっています。学校や宿題の内容など全く気にしない親、「忙しい」と言って話を聞いてくれない親に育てられていると、子どものやる気が育つことは難しいでしょう。塾で仕事をしている時に出会った生徒の中に、親の無関心が影響している成績不振の子は何人かいました。一番身近な人に支えられ、見守られていることで、子どもは自分の力を発揮しようと自然と立ち上がり努力しようとします。
「勉強する子になって欲しい」と願うのであれば、まずは日々の生活で子どもとの会話が少なくなっていないかと振り返りましょう。そして、普段の学校生活の様子や興味を持っているものを聞いてください。親子の会話の幅が広がるよう心がけ、勉強する子になる下地を作っていきたいですね。



[中山まち子]


■プロフィール 中山まち子


全く勉強しない小学生時代を過ごすも、中学進学を機に猛勉強をして優等生の仲間に入る。地域トップ高校に進学するも、同級生のレベルの高さに挫折。経済的な理由で1年間の自宅浪人を経て公立大学へ進学。大手塾の個別部門に勤務。結婚出産を経て退職。

3児の母として日々奮闘しつつ、2017年春から自分の経験を活かした現在進行中の家庭教育に関する情報をブログで発信中。
ブログ:元塾講師 透明教育ママ見参!!

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