受験生のみなさま

忙しくてもできる! 言葉を使った密な交流で子どもの学ぶ力を育む

2019年02月01日

家々の屋根

子どもの勉強のことが気になってはいても、仕事に家事に育児にフル回転で、正直なところ手が回らない…。思うように子どもの家庭学習に寄り添えず、心にひっかかりを覚えている方、実は少なくないと思います。
そうでなくても、日によって忙しさもまちまちなのは誰にもあることで、子どもの勉強に全く関われなかったという日があった経験は、ほとんどの人(いえ、全ての人かも?)がされているのではないでしょうか。

どうにもできない忙しさの中にあっても、どうかあきらめないでいただきたい! 10分、いえ5分でもいいので、ゆっくりできる時間を作れませんか? それくらいなら、作れそう? それなら、ぜひお子さんとの会話にあててみてほしいのです。
子どもの学ぶ力を育てるのは、家庭学習に寄り添うことだけではありません。少し工夫するだけで、親としてできることはいろいろあります。

~「心はあなたの方を向いているよ」というサインを~


「宿題やったの?」「明日の用意は?」「ゲームばっかりしないの!」そういう命令や詰問ではなく、「今、算数ではどんなことを習っているの?」「学校で何が流行っているの?」など他愛のないことで構いません。子どもに関心を寄せていることをあなたから言葉にしてほしいと思います。
子どもの言葉に対しての親の素直な感想、時には意見を言うのもいいですね。子どもの言葉のキャッチボールの経験値がグッとアップしますよ。
また、対等な気持ちで向き合うと、子どもは「自分は尊重されている」と感じます。たとえ1日のうちの短い時間であっても、子どもに関わる姿勢を変わらず見せ続けることは、子どもが成長する上で心のよりどころ、土台になっていくでしょう。

~会話で言葉の力を育てよう~


人はどのような形で最も多く言葉に触れているかというと、日常会話ではないでしょうか。すると、子どもの言葉を育てる、言葉の力を伸ばすという意味でも、親である私たちは会話にもっと注意を払うべきと思うのです。
会話では、主語や助詞を省いたり、言葉の順序やつなぎ方が間違ったりしていても、だいたいのことは通じてしまいます。しかし、学習する際や、公の場で話す際には、そういうわけにはいきません。
どうしても同年代では似たような話し方になりがちです。そこで大人であり、親である私たちが、きちんとした言葉を話し、それを子どもに徐々に浸透させていく必要があります。ですから、毎日、お子さんと話すときだけでも意識的に正しい言葉遣いすることをお勧めしたいです。そのためには親も学ばなくてはですね。
親との会話をとおして正しい言葉遣いに触れることは、ゆくゆくは国語の力に繋がっていくでしょう。細かい文法などは考えずとも、「何かこの使い方は変だ」と気づく、日本語の感覚が知らず知らずのうちに育っていくと思います。

~会話ができなかったら読み聞かせを~


そうは言っても、1日ずっとバタバタしていてもう寝る時間…という日もあるかもしれません。それでも、落ち込むことはありません。
こんな時は寝る前に本の読み聞かせをしましょう。もっと小さな子にするもの、というイメージがあるかもしれませんが、小学生でも読み聞かせOKですよ。寝る前ですし、お互いの負担にならないよう、短いお話を選んで読むのがいいでしょう。長いお話も「続きはまたね」で子どもが納得するなら問題ありません。
語彙力や読解力をつけるのに役立ちますし、それとは別に本の世界を共有することはきっと親子にとって素敵な時間になるでしょう。

子どもと接する時間が長ければいいわけではありません。忙しくて家庭学習に寄り添うことは難しくても、会話や言葉を通した働きかけを今日から始めてみませんか。

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[しーままりん]


■プロフィール しーままりん


東京大学教育学部卒。
経済的に恵まれた環境とは言えない中、ひょんなことから中学受験を知り、都内国立中学へ進学。
都内国立高校を経て、東京大学現役合格。
学ぶことで将来の選択肢が増えることを、身を持って実感する。
金融機関等に勤務の後、現在は自身の夢であった寺子屋を運営。
また、生徒の保護者に限らず、周辺地域の小中学生の親からの学習相談にも対応している。

二児の母。
思うようにいかない子育てや家庭学習、寺子屋の生徒を通しての気づきなどを、都度、正直にブログに綴っている。
ブログ:ハピ勉したい!

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