受験生のみなさま

おうち実験室~親子で発見する算数と理科 第26回:計算をくふうしてブレスレットを作ろう

2017年01月01日

ビーズ

色々な学年で違う形で学ぶ「計算のくふう」の単元ですが、「すごく役に立った!」と実感している子どもは少ないかもしれません。計算は少しくふうするだけで簡単になり計算ミスも減ります。
今回はかけ算とたし算がまざった式をくふうして計算して、目標の数になるよう式を考えます。答えは一つではありません。計算がうまくいけば目標にした長さの美しいブレスレットができあがります。

ブレスレットの作り方は簡単です。選んだビーズをゴム製のテグスに通していき、結んでとめればできあがりです。男のお子さんはお母さんへのプレゼントとして作るのもよさそうですね。

<準備するもの>

色々な種類のビーズ

・アクセサリー用のビーズ
 直径が12mm、8mm、6mmのものを適量
 (例 12mm 4個、8mm 10個、6mm 10個)
 この中から選んで使います
・テグス(ゴム製)線径0.5mm 30cm×2本
・はさみ
・定規
・ボンド

1.使うビーズを確認しよう
つないだ長さが17センチメートルになるブレスレットを作りたいと思います。ビーズの大きさは12ミリメートル、8ミリメートル、6ミリメートルです。どのビーズを何個使えば17センチメートルになるでしょう。

2.ビーズの種類と個数を計算しよう
目標はビーズをつないで17センチメートルにすることです。ビーズの大きさは単位がミリメートルで表示されているので合わせておきましょう。17センチメートルは何ミリメートルでしょうか? 1センチメートル=10ミリメートルなので、17センチメートルは170ミリメートルでした。ビーズをつないで170ミリメートルにするには、どの大きさのビーズを何個使えばよいでしょう? 下記のような表に整理して、大きいビーズの数から決めていくと決めやすくなります。(※写真も参考にしてください。)

計算表
 ビーズの種類  12mm  8mm  6mm
 個数      
 長さ
mm
mm
mm

必要なビーズの個数を計算

おおよその個数が予想しやすいように、定規や、工作用紙を17センチメートルに切ったものなどを置き、それに沿って選んだビーズを並べてみるとよいでしょう。例えば、12ミリメートルのビーズを4個選びます。次に8ミリメートルのビーズを12個、6ミリメートルを4個選びます。17センチメートルの定規と比べるとだいたい同じ長さのようなので計算で確かめてみます。
12ミリメートルが4個で「12×4=48」、8ミリメートルが12個で「8×12=92」、6ミリメートルが4個で「6×4=24」になります。「12×4+8×12+6×4=48+92+24」です。
ここで計算式をじっと見てみると、48と92の一の位をたすとちょうど10になることに気づきます。これを先にたし算すると、あとの計算が楽になりそうです。計算は「140+24」となり、合計は164になりました。
170ミリメートルには6ミリメートルたりませんでしたので、6ミリメートルのビーズを1個追加して170ミリメートルにします。6ミリメートルのビーズが5個になったので、計算は「12×4+8×12+6×5=48+92+30=170」で、今度は170ミリメートルになりました。
もう一度それぞれのビーズの個数を確認すると、12ミリメートルが4個、8ミリメートルが12個、6ミリメートルが5個ですね。

3.ブレスレットを作ろう
ビーズの並び順を決めて、テグスに通していきましょう。並び順を決めるときには、写真のように実際のブレスレットの形に並べていくとイメージが湧きやすく、テグスに通す作業もやりやすくなります。
ビーズをテグスに通す

すべてのビーズを通したら、テグスの両端を固結びして先を1mmほど残して残りは切ります。テグスの結び目には軽くボンドをつけて、結び目がほどけないように固めましょう。これでブレスレットは完成です!
完成したブレスレット

ビーズの種類と個数の組み合わせを変えるとまた違った雰囲気のブレスレットができます。計算をくふうしながらいろいろな組み合わせを試して、美しいブレスレットを作って下さいね。

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第21回:面積を計算して作る美しいタイルのマグネット
第22回:小数を発見しよう!
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第24回:分数を実験しよう~はじめての分数~
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[中牟田 宴子]


中牟田 宴子

■プロフィール 中牟田宴子


家庭教育研究家。
九州大学卒業。大学では認知心理学を専攻。高2と中3の男の子の母。

なかむたやすこ ●大学卒業後は大手メーカーでシステムエンジニアとしてプログラムの設計と開発を担当する。その後育児期間を経て現在は、認知心理学を基に数学と科学などのつながりを学べる「算数・数学塾」を企画運営しながら家庭教育を研究。子どもたちが不思議なものに出会って驚いたり感動したりする瞬間に立ち会えるのが幸せ。
2012年より東京大学大学院工学系研究科で工学教育にも関わっている。
2008年に立ち上げたNPO法人センス・オブ・ワンダーの代表も務め、東京大学工学部や研究機関と共に子どものためのサイエンスカフェなどを企画開催。

NPO法人センス・オブ・ワンダーのブログ
http://sense-of-wonder-2008.cocolog-nifty.com/blog/

子供と学ぶ家庭教育のススメ~家庭教育研究所 家庭で伸ばす子供の才能~
http://homeeducation.cocolog-nifty.com/blog/
「算数・数学塾」の企画・運営の中で発見したことや、二児の母として子どもを育てる上で実践してきた家庭学習のヒントとその成果などをつづったブログです。

現在、さいたま市にて開校している「さんすう大好き!」が生まれる教室、「算数・数学塾」のWEBサイト
http://sansusugaku.wixsite.com/home

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