受験生のみなさま

どんな中学校に行きたいの?

2014年6月1日

小学生から中学生になるときは、何も考えないでいても、役所から「あなたの行く中学校は○○中学です」と通知が来て、進学することができます。それなのに、なぜわざわざ勉強をして、中学受験をしようとしているかといえば…

それは、そうすれば中学校が選べるからですね。

私立には、ほんとうに様々な学校があります。「こういう学校を作りたい」という根本の精神があって、それに合わせて設備を作り、先生を集めて、生徒を入試によって選抜することができますから、学校ごとに「色」が違います。一方、選ぶ余地なく入学することになる公立中では、あまり変わったことをするわけにいきませんし、校長先生をはじめとして、先生方はすべて、「異動」によって数年ごとに他の学校へ移ってしまいますので、学校固有の特徴というのは出しづらいのです。
ということはつまり、いろいろある私立から選んで、自分に合っている学校に行ければ、楽しいことがたくさんあって、気の合う友だちも作りやすくて、部活も充実していて、生き生きした中学校生活が送れるでしょうし、もしも合わない学校に行ってしまえば、「色」のない公立中に行くよりももっと居心地の悪いことになるかもしれないということです。

今まで、何校くらいの中学校に行ってみましたか?

学校のホームページやパンフレットを見ると、きれいな写真や立派な文章でその学校のことが紹介されています。それを見ても大まかなことがわかりますが、自分にぴったりくる学校かどうかまでは、なかなかわかりません。

文化祭やオープンスクールなど、学校に行けるイベントがあったら、塾やテストも忙しいと思うけれど、受けるかもしれないところはなるべく行ってみましょう。紙の上ではわからないいろんなことを、感じ取ることができるでしょう。

あんなお兄さん・お姉さんになりたいな、と思ったり、
ここにいると落ち着く、と思ったり、
あの先生の話し方はとても納得できるな、とか。

あるいはその逆、なんか嫌だなと思うこともあると思います。必ずしも言葉ではっきり理由が言えなくても、けっこうそういう勘って当たるんですよ。

どの学校に行きたいか、お父さん・お母さんと相談してみてください。意見が合う場合も、合わない場合もあると思います。合わない場合は、なるべく丁寧に、気に入る理由・気に入らない理由を出し合ってみるといいですね。

それにしても、なぜ意見が違うなんてことがあるのか、ちょっと不思議ですよね。親のほうでも、あなたがその学校に行って幸せになれるかということを考えているのだから、同じ結論になってもいいはずなんですけど。

同じことを考えているのに結論が違うのは、見ている角度が違うからです。

学校に通うのは、親ではなくあなたですが、小学生のあなたではなくて、中学校一年生から六年間のあなたです。卒業するころには、心も体もずっと大きくなって、おそらくは今と少し違うことを考えています。

親の立場からは、大人になったあなたのことを想像し、今のあなたが考えていないようなことも補って、あなたにとってほんとうにベストな選択は何かということを検討しているはずです。ただし、想像で補うときに、かなりの部分は正しいでしょうけど、ある部分はやっぱり違っていたりするんです(だって、違う人間ですからね)。

だから、「えっ、何でそんなことを言うの?」と思うことでも、ひとまずよく聞いて、考えてみてください。けっこう、いいこと言ってくれていると思いますよ。けど、考えてみても、どうしても嫌なことは譲らないほうがいいです。通うのは自分ですし、親の想像がすべて正しいとは限りませんから。


[アンダンテ]


■プロフィール アンダンテ


あんだんて●中学受験で全落ちして公立中学に通うが、半年後の欠員募集によって女子学院に転入。大学受験では全勝し現役で東京大学理科二類に入学。同大学院修士卒。現在はメーカー勤務。国語が苦手な次男、算数が苦手な長女の中学受験生活を綴ったブログ「アンダンテのだんだんと中受日記」が人気ブログとなり、「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと」(ダイヤモンド社) として出版された。

アンダンテのだんだんと中受日記
http://dandanto.exblog.jp/

『はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと』(ダイヤモンド社)
http://amzn.to/17KRdTk

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