保護者のみなさま

子どもの褒め方、叱り方

2021年01月01日

両親と一緒に勉強する子どもたち

褒めたり叱ったりは、子どもと接すると自然と出てくる感情です。とくに勉強に関しては、イライラして必要以上に叱りつけてしまうことがあります。それでは近年話題になっている叱らない子育てをし、とことん褒めた方が子どものやる気を伸ばせるのでしょうか。

結論から申し上げますと、子どもの勉強に寄り添う時は褒めることも叱ることも大切です。ただし、その時の感情のまま褒めたり叱るのは逆効果になります。それでは褒める、叱るときに気をつけたい3つのポイントを紹介していきます。

①努力や具体的なことを褒める
褒められて嫌な気持ちになることはありませんが、何に対しても褒めれば良いというものでもありません。いつもより勉強をしたことでテストの点数が前回より上がったり、難しい問題が解けているときは「すごい!」の一言よりも具体的に褒めた方が子どもの向上心が芽生えてきます。例えば、「目標に向かってコツコツ頑張っていたから今回は結果が出たね」「勉強時間を増やしたら応用問題も解けるようになったね」と努力や改善した点を褒めてみましょう。

子どもは自分の頑張りを親がしっかり見ていることを知り安心感ややる気が増します。「自分の努力は間違っていない」と自信を持つようになり、真剣に勉強に向き合うきっかけにもなります。成長するにつれ「すごいね」という言葉だけでは子どもの気持ちを高めることはできません。結果を出すまでの頑張りを具体的に褒めることを意識してください。

②叱るときは必ず前向きになる言葉を含む
子を持つ親なら、褒めるよりも叱る場面の方が多いことでしょう。感情的になって必要以上に叱ってもメリットはありません。ガミガミ言いたいところを堪えることが大切です。とくに長時間「こんな点数取ってきて」と叱ったり、子どもの人格や存在を傷つけるような言葉は絶対に避けてください。同じ叱るでも「子どもの勉強する気持ちを消さない叱り方」を心がけましょう。

後悔しても、時間を戻すことはできません。怒りに任せて叱られると子どもは勉強に対して明るい気持ちで向き合うことができなくなります。「今回は残念だったけど次のために何が悪かったのか原因を探ろう」と修正点を考えさせる𠮟咤激励の声がけが子どもの心に響き、親の顔色をうかがわず素直に話を聞いてくれます。

③子どもの性格によって褒めると叱るの回数を使い分ける
褒める、叱るのどちらも具体的な言葉や前進できる言葉をかけることは大切です。しかし、何度も褒めたり叱ったりしていると「またか」と新鮮味がなくなり効果が薄れていきます。褒めるよりも叱咤激励の方が効果がある子もいます。もちろん、親から頻繁に声がけされるのが好きな子は必ず1日1回何かしら褒めることは効果的ですが、子どもの性格によっては毎日のように褒めたり叱ったりしても逆効果になることがあるので気をつけてください。

子どもも成長すると「親が本当に褒めているのかどうか」が分かるようになります。何度も褒めると、上辺だけの言葉だと子どもが捉えて「おだてようとしている」と悪い方に考えることもあるのです。同様に、良かれと思って叱る回数を増やしても「口うるさい」「分かっているから」と一蹴されたり距離を置かれるなど裏目に出てしまうこともあります。子どもの性格に合わせた頻度で、親から見て頑張っていた時に褒めたり、ここで改善させないといけないと思ったタイミングで叱ったりしましょう。

我が子でも最初はベストな褒め方や叱り方が分からないものです。先ずは具体的に褒めることを心がけてください。叱るときは出来るだけ冷静になって「どうしてこうなったのか」と原因を理解させる声がけをし、解決の糸口を見つけさせるよう仕向けてください。褒めるにしろ叱るにしろ、「親が見守ってくれている」と感じられる言葉は真面目に勉強へと向き合うきっかけになります。

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[中山まち子]


■プロフィール 中山まち子


全く勉強しない小学生時代を過ごすも、中学進学を機に猛勉強をして優等生の仲間に入る。地域トップ高校に進学するも、同級生のレベルの高さに挫折。経済的な理由で1年間の自宅浪人を経て公立大学へ進学。大手塾の個別部門に勤務。結婚出産を経て退職。

3児の母として日々奮闘しつつ、2017年春から自分の経験を活かした現在進行中の家庭教育に関する情報をブログで発信中。
ブログ:元塾講師 透明教育ママ見参!!

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