保護者のみなさま

理科の勉強法

2019年11月01日

理科室の備品

低学年の頃は観察や実験という直接的な刺激を得られることもあり、理科が好きという子の割合は高いようです。ところが、学年が上がって、用語が難しくなり、分野によっては計算力が求められるようになると、その割合は下降線をたどるようになります。

■理科の科目としての特徴
「理科」とまとめられていますが、その分野は多岐にわたります。生物、動物、天体、天気、力学、水溶液、電気などです。そして、分野同士の関連が薄いのが特徴です。
逆に、算数は積み重ねの教科と言われます。例えば、たし算ひき算かけ算が分かっていないとわり算ができないというようなことです。
理科は、分野ごとの関連が薄い分、一旦、苦手、嫌いになっても、分野ごとに学習することで巻き返しがきく教科なのです。

■少しでも興味が持てる分野を探そう
「理科」と教科で語ると苦手、嫌いという子どもでも、分野にわけて考えてみると興味がある、もしくは好き・得意だというケースも少なくありません。子どもにとって少しでもハードルの低い分野を見つけることが、理科を克服するきっかけになります。
興味を持てそうな分野を見つけるには、普段の子どもの会話や行動にヒントがあります。どうしても見つからないなら、比較的テストの点がよかった分野を理科の入口とみなすのもよいでしょう。「自分もそこそこできる分野」なら、拒否感が少ないはずだからです。

■学習タイプによって克服しやすい分野は違う
興味がある分野と得意な分野(比較的テストで点がとれる分野)が違う場合はどうしたらいいでしょう。
実は分野によって、向く学習タイプが異なります。生物や動物は暗記が好きな子なら取り組みやすいでしょう。算数や考えることが好きな子には、力学や水溶液などはおもしろく感じられそうです。
子どもの学習タイプによって、理解が進みそうな分野を後押しして、テストの点につなげ、「自分はひょっとして理科が苦手じゃないかも?」と思わせられたらしめたものです。
自信が芽生えてくれば、心理的な壁が取り払われ、他の分野も「これもできるかも?」と取り組めるようになる確率が上がります。

■映像情報に意識的にアクセスしよう
高学年になって理科が好きでなくなっていく理由のひとつとして、観察や実験が減り、紙の上での学習の割合が多くなっていくことがあります。
限られた時間のなかで、学んだことについて全てを実験したり、観察したりというのは現実的ではありませんが、授業で不足しがちな「確かめてみる」という部分を補うのに、今はネット上にさまざまな学習動画がありますから、うまく活用しましょう
使い勝手の良いサイトとして、NHKが提供している「NHK for School」があります。このサイトでは、NHK教育テレビで放送されている番組の動画や関連コンテンツを見ることができます。理科に限らず各教科揃っており、内容は盛り沢山で、学校でも授業中に視聴することがあるそうです。
このサイトの中に「理科のページ」というのがあります。
NHK for School 理科のページ
新指導要領に対応した番組の動画もあります。
番組動画をそのまま視聴する場合10分程度必要です。家庭学習で活用する場合には、少し長いと感じるかもしれません。
そんな場合にオススメなのが、このサイト内の「動画クリップセレクション100 小学校理科編」です。
こちらでは、学習のポイントとなる観察や実験の動画が集められており、どれも1~3分程度にまとめられているので、学校での学習内容をおさえるのにぴったりです。

動画の長さや情報量など子どもにとって見やすいものを選び、文字だけでなく、イメージも一緒に学べる工夫をすることで、楽しさと身近さが加わると思います。

「理科は苦手だ」とあきらめてしまう前にまだできることはあります。
子どもと理科の出会いをうまく作ってあげられるといいですね。

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[しーままりん]


■プロフィール しーままりん


東京大学教育学部卒。
経済的に恵まれた環境とは言えない中、ひょんなことから中学受験を知り、都内国立中学へ進学。
都内国立高校を経て、東京大学現役合格。
学ぶことで将来の選択肢が増えることを、身を持って実感する。
金融機関等に勤務の後、現在は自身の夢であった寺子屋を運営。
また、生徒の保護者に限らず、周辺地域の小中学生の親からの学習相談にも対応している。

二児の母。
思うようにいかない子育てや家庭学習、寺子屋の生徒を通しての気づきなどを、都度、正直にブログに綴っている。
ブログ:ハピ勉したい!

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