保護者のみなさま

勉強ができる、できないはどこで差がつくのか

2019年06月01日

階段

同じように学習しているように見えるのに、勉強ができる、できないと差がついていくのはなぜなのでしょう。
勉強は積み重ねていくもので、途中でつまずいてしまうと取り戻すことが大変です。怖いのは知らないうちにつまずきのサインを見逃し、できない・わからないのマイナスのループにはまってしまうこと。そうならないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。
本来、「できる」というのは、いつでも問題の正解にたどり着けるということ。「できない」から「できる」に変えるチャンスがいくつかあります。順に見ていきましょう。

①単元学習中
学校で学習する単元については、学んだその時に「できる」ようになることが最初の一歩です。学習内容がわからない場合、親がサポートするケースもあると思います。わからないところを教えた後、どうしていますか。教え込んで正解まで引っ張って行って、それを「できた」ことにしていないでしょうか。
教えてその時は理解できたようでも、必ず自力で類題を解かせ、正解できるまで繰り返し学習させたいですね。皆さん、頭ではわかっているようですが、我が子に粘り強く、自力で解けるまでやらせているかと、いざ問われたときはどうでしょうか。
1人でも問題が解けなければ、「できない」のと同じと肝に銘じて、子どもと向き合うことが大事です。

②単元テスト後
学校の単元テストは、基本が習得できているか確認するためのものです。難しい問題は含まれていません。ですから、ぜひ90点以上は取りたいもの。ところが、学年が上がるほど、意外と取れなくなってきます。
それは、①での対応が不十分だった、もしくは、以前の関連単元の学習が不十分だったせいなのですが、それに気づかせてくれる単元テストを活かせていないケースが多いのはもったいないことです。
単元テストが返ってきたとき、点数だけ見て終わりにしていないでしょうか。点数も気になるところですが、大事なのは中身です。正解してもあてずっぽうでは意味がありません。間違えていても、惜しい計算ミスなのか、計算のやり方が違うのか、単元の理解が不十分なのかで、その後に学習すべき内容が違うはずです。
単元テストで、根本的に分かっていなくて間違えた問題は、学習してすぐにも関わらず「できない」、つまずいている内容ということ。つまり、今後、優先して学習すべき内容として把握しておかないといけないのです。そして、単元学習終了後に補強すべく学習時間の確保をし、そこで「できる」まで取り組みましょう。

③学期末前・学年末前・長期休暇
実は時間が経ってみたらできなくなっていたと気付くのが、学期末・学年末です。まとめとして、今までの学習内容を総ざらいするような時間やテストが設けられることが多いからです。そこで、以前はできていたものができなくなっていると愕然とするケースが意外とあります。また、長期休暇で宿題に取り組む中でできなくなっている内容に気づくこともあるでしょう。
単元テストのときはできていたものの、間があくことでできなくなっているようなら、単元学習終了後、どこかで復習のタイミングを確保して忘れるのを防ぐ必要があります。これは、個人によって大きく異なるので、各自の復習のタイミングをつかむまで試行錯誤が必要かもしれません。ただ、一定の理解度はあると考えられ、復習は短時間で済むと思うので、単元学習後のどこかで学習スケジュールに組み込みましょう。
また、こういう状況が見られたら記憶の傾向ととらえて、復習のサイクルをルーティンとして組み込むことで、「できない」に陥るリスクを抑えることができるのでお勧めします。

「できる、できないの差」は徹底して「できる」を追求することにあります。「これくらいできっと大丈夫」と甘い判断をしてしまわないよう、気を付けたいものです。

しーままりんさんのこれまでの記事 今月の"家族のテーマ"バックナンバー

親の教育方針&家庭学習の大切さ
就学前や低学年から家庭学習をすべき?
子どもが学校で何を学んでいるか知っていますか?
"勉強が苦手な親は、子どもに教えられない"は本当か
夏休みを利用した机の上以外の学習
苦手な計算 早期に克服を
子どものタイプ別 漢字・語彙のおすすめ学習法
困った!への対処法 ~のんびりさんの場合~
困った!への対処法 ~テキパキさんの場合~
困った!への対処法 ~『普通』の子の場合~
忙しくてもできる! 言葉を使った密な交流で子どもの学ぶ力を育む
春休みは家庭学習の仕切り直しの大チャンス
新年度がはじまって環境が変わることで、勉強面で親が注意したいこと
塾、通信教育、家庭学習を比較する

[しーままりん]


■プロフィール しーままりん


東京大学教育学部卒。
経済的に恵まれた環境とは言えない中、ひょんなことから中学受験を知り、都内国立中学へ進学。
都内国立高校を経て、東京大学現役合格。
学ぶことで将来の選択肢が増えることを、身を持って実感する。
金融機関等に勤務の後、現在は自身の夢であった寺子屋を運営。
また、生徒の保護者に限らず、周辺地域の小中学生の親からの学習相談にも対応している。

二児の母。
思うようにいかない子育てや家庭学習、寺子屋の生徒を通しての気づきなどを、都度、正直にブログに綴っている。
ブログ:ハピ勉したい!

学校情報検索して資料請求をしよう!

  • 中学校を探す
  • 高等学校を探す
  • 塾を探す
  • 中学校のイベントを探す
  • 高等学校のイベントを探す
  • ラクラク一括資料請求
  • 資料請求コードで一括請求

PR

今すぐチェック!! 編集部オススメ記事

大学・短期大学・専門学校を探すならこちらから

ページの先頭へ