祖父母のみなさま

親子で考える金銭教育とキャッシュレス決済の利用法

2020年11月01日

子どもに500円を渡す親

多くのご家庭ではお子さんが小学生くらいの時から、おこづかいを渡し始めているのではないでしょうか。
実はこのおこづかい、金銭教育のとても大事な機会となっています。そこで今回はおこづかいを通した金銭教育についてお伝えしたいと思います。


■おこづかいの基本的ルールと金銭教育



まず基本的なルールを決めることが大切です。そして、使い方について親が定期的にチェックし、上手にお金と付き合うための方法を、子どもと一緒に考える機会を持ちましょう。

①おこづかい以外で買うものの範囲を決めておく
おこづかい以外で買うものは、基本的に文房具など学校で使う物などが考えられますが、あとでもめないよう、親が買うものについてきちんとルール決めしておく必要があります。

②おこづかい帳をつけて何に使ったかをわかるようにしておく
親御さん自身も覚えがあるかもしれませんが、こまごました買い物についてはレシートがなく後から何を買ったか思い出せない、なんてことになりかねません。
使ったらその日のうちにおこづかい帳に記録するクセをつけておくことが大事になります。

③使い道は自由にさせる
お金の使い道に関して、口を出したくなるのはわかりますが、自分でお金を管理するためのおこづかいなので自由にさせてあげましょう。その代わり、すぐになくなってしまうとか、何に使ったかわからないなどの時には、どうしてそうなるのか、次回はどうしたらよいかを月に1回で良いので、一緒に考えてあげる時間を持つようにします。

④決められた金額を使い切ってもそれ以上渡さない
決めた金額以上のおこづかいは絶対に渡さないようにします。自分の持っている金額の範囲内でやりくりするトレーニングなので、ここは徹底しましょう。



■キャッシュレス決済についての考え方



ここ数年で大きく変わってきたお金の環境に「キャッシュレス化」があります。文字通り、現金を使用しないお金のやり取りです。
これまでも大人になればクレジットカードを使うことはあったと思いますが、2020年6月まで実施された政府のキャッシュレス還元事業などもあって一気に普及し、QRコードを読み取るPay払いなどが当たり前のように使われる時代になりつつあります。
おこづかい(現金)を渡し、お金の大切さや役割を教えてきたはずなのに、その現金を使わずにお金のやり取り(決済)をする。そんな世の中の変化にも対応していかなくてはなりません。
ここでは、使い過ぎないキャッシュレス決済の使い方についてお伝えします。現時点で、お子さんのおこづかいをキャッシュレスにしているご家庭は少ないと思いますが、今後、キャッシュレス決済は今以上に当たり前になっていくでしょう。一緒に買い物に行く機会などを利用して、お子さんに仕組みや使い方、注意点などを少しずつ教えていくことをおすすめします。



■キャッシュレス利用時のルールを決める



①キャッシュレスの方法を絞る
いくつものPay払いや電子マネーなどがありますが、その中から使うものを限定して利用することが大事です。それぞれの決済方法で魅力的なキャンペーンを打って利用を促進しようとしていますが、あまりにたくさんの方法を利用すると管理しきれません。普段よく使うお店で利用できる決済方法などに絞りましょう。

②予算を決めておく
財布にお金がなくても支払いができてしまうので、気づいたらクレジットカードにとんでもない金額の請求が…なんてことにもなりかねません。
あらかじめ予算を決めてチャージしておくことによって使いすぎを防ぐことができます。もし、複数の決済方法を使うのであれば予算を分散してチャージしておけば良いでしょう。交通系電子マネーなどでオートチャージを利用している方もいると思いますが、その場合は使い過ぎにつながるので交通費以外で使わないようにした方が良いかもしれません。

この1年で世の中は大きく変化してきました。お金の使い方、利用の仕方も大きく様変わりしていますので、一度、親子で一緒に学び、考える機会を作ってみてはいかがでしょうか。



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[矢澤 理惠]


矢澤理惠

■プロフィール 矢澤 理惠


株式会社オフィスヤザワ代表
CFP®
WAFP関東(女性FPの会)元理事

ファイナンシャル・プランナーを目指したきっかけは「知らないと損をする」ことを自分で実感したため。
祖父母の相続時に発生した「争続」、何の対策もしておらず2度も払った多額の相続税。
その時に「前もって知っている大切さ」に気づき、知っていると得をする、幸せになることが世の中にたくさんあるとお知らせするべく、個人相談、執筆を行うとともに、資産運用・ライフプランニング・相続セミナーを3本柱としてとして活動中。

■経歴
郵政省時代、東京都港区の特定郵便局に勤務。その後、横浜に転勤、半年後に民営化を控えた平成19年に退職し、独立系ファイナンシャル・プランナーに転身。FPのかたわら、自由が丘でローカーボCafé&Barの店長としてバーテンダーを務めた。
2018年7月車のパーツショップを、2019年10月には横浜市青葉区にてローカーボ(低糖質)のダイニングバーをオープン。
現在は3足のわらじを履いている。


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