祖父母のみなさま

英語必修化、プログラミング教育に振り回されないで教育資金目標額の達成を

2020年01月01日

アルファベットのビスケット

■小学校で英語の成績がつく



親・祖父母世代は、英語を中学から学びました。アルファベットこそ小学校で習いましたが、それは「ローマ字」であり、英語という教科ではありませんでした。
今の小学生は、5・6年生で英語に親しむ時間があります。年間35授業時数(1授業時数は45分)で、1週間に1回程度は学校で英語に触れていることになります。英語に親しむことが目的で成績はつきません。
この「外国語活動」は、2020年度から3・4年生で行われることになり、5・6年生は「外国語」の教科になります。5・6年生は成績がつくようになるわけです。
成績がつくということで、5・6年生の成績はもちろん、中学校以降の学習に対する配慮も働き、すでに英語を学ぶ教室に子どもを通わせていたり、検討中の家庭もあることでしょう。
その費用は、英会話教室なのか学習塾の「英語」なのか、英語に親しむことを目的とするのか学校の授業を意識した内容なのかなどで開きがあります。個人教室の場合、3~5,000円程度というケースもありますが、全国組織の英会話塾だと1か月1万数千円以上です。通信教育の場合は、通うタイプに比べて月謝は安い傾向がある一方、「聞く」「話す」に対応したタブレットなどの機器を購入したり、インターネット回線を整える費用がかかることがあります。


■プログラミングはアプリの開発ではない



保護者は、パソコンにタブレット、スマホを使ってはいても、専門の仕事に就いていない限りプログラムを作る機会はなかったはず。2020年度から小学校でプログラミング教育が始まることに備えて、自分が子どもに教えることはできないだろうし、学校外で習わせなければと考えている保護者もいることでしょう。
小学校のプログラミング教育の目的は、コンピュータを動かすためのプログラミングの技能を学ぶことではなく、論理的な思考力を身につけることです。算数や理科の授業の中でコンピュータを使いながら学び、新たな教科とはなりません。
中学校では、2021年度から技術家庭科で「「計測・制御のプログラミング」に加え、「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミング」等について学ぶ。」ことになります。つまり、情報化社会においてコンピュータを使わざるを得ないだろうから、使えるようになることと同時に使いこなすための論理的な思考も養おうね、というところでしょうか。
プログラミングを学ぶ教室の費用は、決して安くはありません。すぐに飛びつくのではなく、わが家に合う方法を親子でよく考えましょう。
コンピュータは、ある程度使いこなすまでに「慣れ」が必要です。保護者がパソコンやタブレットのメーカーや機種ごとの違いになれていないと感じているのなら、次に自宅で購入するパソコンやアプリケーションソフトは、子どもが通う学校と同じタイプのものを選ぶといいかもしれません。子どもが自宅で復習しやすくなります。



■18歳時の進学資金を常に意識して



保護者の時代とは学びの時期や内容が変わってきた英語、保護者の時代には言葉もなかったプログラミング。いずれも経験則では対応できないように思えて、塾などの外部の力を借りたくもなるでしょう。ただ、その費用を出したことで、大学や専門学校の進学費用が不足するようでは困ります。
おけいこごとや塾なども含めた今の学びを大切に考えるのと同様に、大学・専門学校の進学資金の準備を忘れないようにしておくことが保護者の役割であることに変わりはないのです。


そのほかのオススメ記事

将来のキャリアを見越した中高生の英語学習
将来のために親子で考えたい塾や習い事の費用

[菅原 直子]


菅原直子

■プロフィール 菅原 直子


ファイナンシャル・プランナー(AFP)、教育資金コンサルタント

すがわら・なおこ●会計事務所向けオフコン販売、外資系生命保険会社勤務・同代理店経営を経て、1997年よりファイナンシャル・プランナー。教育資金コンサルタントとして公私立高校での保護者・生徒・教員のための進学資金セミナーおよびライフプラン講座・相談会は250回超。神奈川県を中心に家計や保険の見直しの個人相談も行う。地元湘南地域密着のFP活動も展開中。3男子の母。セミナー記録と子育てを含む日々の雑感は、ブログ「湘南らいふでざいん」でどうぞ。

■著書
共著『子どもにかけるお金の本』(主婦の友社)
『子どもの教育費これだけかかります』(日労研)

■所属団体
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会
子どもにかけるお金を考える会 http://childmoney.grupo.jp/
FPライフ湘南 http://shounan.michikusa.jp/


学校情報検索して資料請求をしよう!

  • 中学校を探す
  • 高等学校を探す
  • 塾を探す
  • 中学校のイベントを探す
  • 高等学校のイベントを探す
  • ラクラク一括資料請求
  • 資料請求コードで一括請求

PR

今すぐチェック!! 編集部オススメ記事

大学・短期大学・専門学校を探すならこちらから

ページの先頭へ