祖父母のみなさま

習い事と学校の勉強、上手な両立の仕方

2019年08月01日

ブランコ

今の小学生は、放課後、非常に忙しい生活を送っているように思います。地域にもよりますが、スポーツや芸術系、勉強系の習い事が平日は毎日入っているという子も少なからずいるようです。毎日、夕方まで公園でへとへとになるまで遊び回っている子の方が少ないかもしれません。
習い事がいつしか生活の中心になり、気付けば「家庭学習をする時間がない!」と両立に悩んでいるご家庭もあるのではないでしょうか。
そこで、習い事も勉強も大事にするためにはどうしたらいいのか、時間の確保の観点から考えてみたいと思います。

■何にどれくらい時間を使っているの?
習い事や家庭学習など、それぞれにどれくらいの時間を使っているのか、洗い出してみましょう。

①習い事にかかる総時間の把握
習い事を始める際に見落としがちなのが、習い事そのものの時間だけではなく、移動時間や休憩時間、軽食の時間など付随して必要な時間がどれだけあるかです。
意外と習い事自体の時間よりも多くとられているものです。しっかりと実態を把握しましょう。

②家庭学習にあてる時間を決定
確保したい学習時間を先に決めましょう。
よく「学年×10分」を家庭学習時間の目安にと言われます。
目指すレベルや取り組む内容によって、それぞれの家庭で決めたいですね。

③家庭学習の準備や片付けに必要な時間の把握
実際に家庭学習に取り組む前後に必要な時間を把握しましょう。テキストや筆記用具の用意や、気持ちの切り替えに要する時間という意味です。
ここは非常に個人差が大きいところです。切り替えがうまい子は、前後10分ずつ程度で十分かと思いますが、おやつを食べてちょっとゆっくりしてからでないと勉強に向かえないというような子の場合、前後の時間に余裕をもって考えておかないと生活の他の部分にしわ寄せが来たり、学習時間を削ったりせざるを得なくなってしまうからです。
それによって、家庭学習をする際に必要な総時間も変わってくるため、この時間の把握はとても大切になります。

■いつ勉強をするの?
3つの項目が把握できたら、今度は1日でどれくらい空き時間があるのか考えます。まず習い事のある日についてのみ、スケジュール表を書いてみてください。
バーティカル式のスケジュール表に書き込むと分かりやすいので活用してみましょう。
(参考:ちびむすドリル内ページ https://happylilac.net/vertical6-2019s.html
まず、先に①、次にご飯、お風呂、睡眠などの生活にかかる時間を書き入れます。ご飯、お風呂にかかる時間も余裕を持った時間で書くのがお勧めです。色分けすると視覚的によりわかりやすくなります。
この段階で白く残っている部分がフリータイムです。そこへ②と③の時間を合わせて入れていきます。

■やっぱり時間が足りない!
①は現状を反映する物ですが、②は理想も入ってくるでしょう。普段の生活では③に関しては見積りが甘くなりがちです。
実際にスケジュールを立ててみると、想像以上にフリータイムでは②③の時間が足りない!と気付くケースが多いのではないでしょうか。
両立できない大きな理由は、この②③を含めた状態を正しく認識していないということにあります。

時間が足りない状態のスケジュール表が出来たら、後は調整です。
教材の量、質、繰り返し回数、科目数などを再考し、学習時間そのものが妥当かを考えるのもひとつ。
また、学習時間を分けて、細かい隙間時間に当てはめられないかを考えるのもひとつ。学習時間を分ければ、③にあたる部分もそれだけ必要になるので注意が必要です。
③にかかる時間が長い場合は、子どもと一緒に無駄な部分を把握し、どう変えていけばいいか、話し合いの上で時間短縮へ向けて行動を移すのも有効です。
上手くいかなくても、効率よく物事をこなすという意味でも、この点の改善は今後の生活の密度に影響するので、ぜひ取り組みたいところです。

1日で調整がつかなければ習い事のない日に割り振りましょう。
家庭学習は習い事がある日だけのことではないので、習い事がない日についてもスケジュールを作成し、1週間単位で学習内容・学習時間が達成できるよう組むと、無理が少なく実現可能なスケジュールになります。


中学に入学すると、今度は習い事から部活と学校の勉強の両立に悩むだろうことが予想されます。小学生時代の習い事と勉強の両立へ向けての試行錯誤は、中学生時代へ向けての予行演習になるでしょう。
今のうちに上手な時間の使い方を親子で見つけ、中学に進学してからも困らないようにできるといいですね。

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[しーままりん]


■プロフィール しーままりん


東京大学教育学部卒。
経済的に恵まれた環境とは言えない中、ひょんなことから中学受験を知り、都内国立中学へ進学。
都内国立高校を経て、東京大学現役合格。
学ぶことで将来の選択肢が増えることを、身を持って実感する。
金融機関等に勤務の後、現在は自身の夢であった寺子屋を運営。
また、生徒の保護者に限らず、周辺地域の小中学生の親からの学習相談にも対応している。

二児の母。
思うようにいかない子育てや家庭学習、寺子屋の生徒を通しての気づきなどを、都度、正直にブログに綴っている。
ブログ:ハピ勉したい!

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