祖父母のみなさま

子どもが中学生のうちに見直しておきたい、わが家の家計と教育資金

2015年02月01日

男子中学生の横顔

■学校教育費は、小学校の2.38倍



文部科学省「子どもの学習費調査 平成24年度」によると、小学校の学校教育費は年間5.5万円。中学校では13.1万円です(赤い枠)。子どもが中学生になると、それまでの2.38倍もの学校教育費です。

図.1年間あたりの学習費(公立校)
1年間あたりの学習費(公立校)

中でも、ダントツで増える「教科外活動費」。部活費用などが含まれ、15.8倍にもなります(青い枠)。

とは言え、学校外活動費も含めた小学校の学習費総額は年間30.5万円で、中学校は45万円。1カ月あたり1万2千円の増額ですので、何とかやりくりできそうな金額ではないでしょうか。

■「わが家」はどうするかを考える



子どもにかかる費用は、教育費だけではありません。食費も被服費も通信費も子どもの成長と共に高額になっていきます。
中高生三兄弟のA家では、10キロのお米が5日間しか持ちません。中学入学を機に携帯電話やスマートフォンを与える家庭もあります。小学生の頃は学年×100円だったこづかいを1000円単位にすることも。電車代は小児運賃から大人と同じになり、オシャレに目覚めて保護者が買い与える洋服では満足しないこともあります。

支出を抑えるために、まずは食費を節約という方がいますが、量や栄養も減るようでは困ります。子ども同士もつきあいがありますから、こづかいをゼロにしたり、ケータイを与えないのも迷うところです。

ただ、子どもの友達の家と、同じように支出をすることは「正しいわけではない」と知っておきましょう。家庭により、収入や祖父母からの援助は様々。同じように暮らしているように見えても、資産や収入は、まったく違う可能性があるからです。

統計や平均の数字も同様です。「みんな」が同じ額を出しているのではなく、多く払っている人もゼロ支出の人も含めての平均値を見ているのだと、意識して情報に接しましょう。

その上で、今後の支出の目安として、その情報を参考にします。

■中学卒業までに貯めておきたい教育費の目安



大学の費用は、4年間分で500万円が目安になります。初年度納付金だけを保護者が負担する場合は、150万円です。学校や専攻分野、ひとり暮らしの有無で差があるので、子どもの希望により増減します。

目安額は、その9割を中学卒業までに用意するのが理想です。高校の授業料負担が以前より軽減されたので、高校時代の保護者の負担は減っています。それなのに、負担が減った分だけ貯蓄できているという家庭には、ほとんどお目にかかりません。

高校になると子どもの生活費がさらにかさんだり、年齢的に保護者の収入が伸び悩んだりして貯蓄はしづらくなっているからです。そのため、中学卒業までに、かなりの割合を貯蓄することが必要になります。

資金不足による借入(貸与型奨学金、教育ローン)を防ぐことにつながりますから、未来の支出に備えるための貯蓄を増やすよう、親子で工夫していきましょう。


[菅原 直子]


菅原直子

■プロフィール 菅原 直子


ファイナンシャル・プランナー(AFP)、教育資金コンサルタント

すがわら・なおこ●会計事務所向けオフコン販売、外資系生命保険会社勤務・同代理店経営を経て、1997年よりファイナンシャル・プランナー。教育資金コンサルタントとして公私立高校での保護者・生徒・教員のための進学資金セミナーおよびライフプラン講座・相談会は250回超。神奈川県を中心に家計や保険の見直しの個人相談も行う。地元湘南地域密着のFP活動も展開中。3男子の母。セミナー記録と子育てを含む日々の雑感は、ブログ「湘南らいふでざいん」でどうぞ。

■著書
共著『子どもにかけるお金の本』(主婦の友社)

『子どもの教育費これだけかかります』(日労研)

■所属団体
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会
WAFP関東
子どもにかけるお金を考える会 hhttp://childmoney.grupo.jp/
FPライフ湘南 http://shounan.michikusa.jp/


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