祖父母のみなさま

中学生から金銭感覚をやしなおう!

2015年01月01日

トレイの上の小銭

■「おこづかい」をあげるときに大切な親子のコミュニケーション



中学生になると行動範囲も広がり、塾や買い物へ行くときの交通費や部活の活動費などが必要になるでしょう。この頃からおこづかいをあげるご家庭も増えてくることと思います。おこづかいのあげかたは各家庭によってさまざまですが、大別すると2通りあります。必要なお金をその都度わたす「そのつど制」と、毎月一定金額を決めてわたす「定額制」です。

いずれの方法も、大切なことは、ルールを決めたらあまり厳格にならないことです。なぜなら、中学生くらいから自我が目覚める思春期に入ります。急に口をきかなくなったり部屋にこもったりして、親子のコミュニケーションも少なくなりがちです。そんなときに、「おこづかいのルールを決めたのだから、絶対に守ってほしい!」「守らないとルール違反だ!」と厳しく接してしまうと、親子の関係がぎくしゃくして、話したいことも話せなくなってしまいます。さらに、怒られるからとウソをついたり、必要なことを隠してしまうことにもなりかねません。

「我が家のおこづかいのルール」を決めたら、あとは子どもの状況に応じて柔軟に対応するといいでしょう。この時期は、子どもの成長の変わり目だということを念頭に、親子のコミュニケーションの道を閉ざさないことが大切です。

■「おこづかい」をあげるときの注意点



子どもがほしいというままにおこづかいを際限なく渡したり、毎月、数千円や数万円単位の人並み以上の高額なおこづかいを渡すのも感心しません。なぜなら、おこづかいで友達が欲しくても買えないような新しいゲームを買って友達の注目を集めたり、優位に立って友達を動かすことを覚えてしまうと、本人の実力からかけ離れた錯覚をしてしまう恐れがあるからです。この時期はおこづかいが足りない場合は、自分でやりくりをするクセをつけることが大切です。消費の楽しさは、自分で稼げるようになり、貯蓄ができてからで十分です。

■金銭教育の第一歩は、子どもの進路とお金とのつきあい方から!



この時期に伝えておいて頂きたいことは、子どもの進路とお金に関することです。まずは、学校で必要な文房具や洋服やおこづかいなどは、お父さんやお母さんが働いて得た収入から支出していること、将来の進学などに備えて教育費を貯蓄しなければいけないことを伝えましょう。そして、いずれ社会に出たら、仕事をして働いた収入で生活をしなければいけないことも伝えましょう。そのためには、将来どんな専門分野で働きたいのか、どんな生活をしたいのかというライフプランやマネープランを少しずつ考えておくことが大切だということも伝えられたらいいですね。

その際に、「お金は一番大切!」と金銭万能社会や物質優位主義のように伝えるのではなく、お金は生活を支えるうえで大切なものだけれど、お金だけでは人は幸せにならないことなどもお子様と話しあってみられたらいかがでしょうか。お金は取り扱い方を間違えると魔力もあることなど、親戚や周りの人やニュースなどの様々な実例やエピソードをとりあげて伝えられたらいいですね。お金より大切なことは何かなど、お子様の考えや意見を聞きながらコミュニケーションできたらいいと思います。

[山本 節子]


山本節子

■プロフィール 山本 節子


(株)リスタート 代表 http://www.restart-woman.com/
リスタート・ウーマン(子育て支援団体)

やまもと・せつこ●専業主婦歴20年の後、我が家の家計の見直し方を学ぶためにファイナンシャル・プランナーを取得。2008年2月8日(株)リスタート設立。2014年子育て支援団体を立ち上げ、次世代の子育てを話し合うセミナーを開催中。

☆資格
ファイナンシャル・プランナー(CFPR)
FP技能士1級
CTIジャパン応用コース修了

☆所属
子どもにかけるお金を考える会 http://homepage2.nifty.com/moneychild/

☆著書
『子どもにかけるお金の本』(主婦の友社) 子どもにかけるお金を考える会メンバー共著
『誰も教えてくれなかった月15万円年金の使い方と運用100のコツ』(主婦の友社)他


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