祖父母のみなさま

学資保険選びのポイント

2014年6月1日

教育資金の準備と聞いて、皆様が真っ先に思いつくのは学資保険ではないでしょうか。学資保険は、ご両親や祖父母の方が契約者、お子様・お孫様が被保険者となる保険で、お子様が18歳、20歳になるタイミングで祝い金や満期学資金として給付金を受け取ることができます。学資保険の大きな特徴は、契約者であるご両親や祖父母の方々に万が一の事態(死亡や傷病による退職など)が起きた場合、それ以降の保険料が免除されることです。そのため、安定した教育資金の準備が可能となっています。この点から、単に教育資金の準備というだけでなく、生命保険や入院保険のような役割を期待して学資保険を利用する場合も少なくありません。控除申請は必要ですが、学資保険も生命保険同様、税額控除を受けることができます。所得から保険料が差し引かれますので、所得税や住民税が減額されます。このような点を考えると、学資保険は安全かつ安定して学資資金を貯蓄することができるといえます。

学資保険で気をつけなければいけない点は、上記のメリットは中途解約した場合は得られないことです。特に早期に解約してしまうと、解約時に戻ってくる資金(解約返戻金)が、今まで払い込んだ保険料と比べて少なくなってしまいます。しかし、これは逆にメリットでもあると思います。定期預金などの銀行預金ですと、緊急でお金が必要になった場合、つい預金を崩してしまいがちです。ところが、学資保険は保険解約手続きが必要になりますので、簡単に現金化しにくいということが言えます。ですので、一時的な資金需要に流されず、積み立てを継続できるといえます。

では、もっとも契約者が意識しなければならない点は何でしょうか。それが、返戻率になります。返戻率とは、払い込んだ保険料と比して満期保険金の合計額がどれほど上積みされているかを示す割合です。学資保険本来の目的、つまり教育資金の確保にフォーカスした学資保険の場合、返戻率が100%を割ることはほとんどありません。しかし、前述したように、学資保険を生命保険や入院保険として利用できるタイプの学資保険は100%を切ることが見受けられます。理由はリスクがあるからです。具体的にいえば、お子様が入院した場合の医療特約や契約者が死亡したのちに年金形式保険金が用意されている学資保険は保険会社のリスク受容のコストがかかるため、100%を下回りがちです。もちろん、そういった特約にも十分価値があります。しかし、教育費の準備として考えると返戻率は重視したほうがよいと思います。

返戻率が高くて有名な学資保険はフコク生命の「みらいのつばさ」です。入園・入学のタイミングで祝い金が支払われるステップ型の返戻率は108%、大学進学資金にフォーカスしたジャンプ型では、110%を超えています。(※1)総額、約180万の払い込みに対して受取総額は200万になります。この学資保険は教育資金を貯蓄することのみに注力していますので、このように高返戻率を実現することができています。

学資保険を選ぶ際には、教育資金準備以外の意味合いを持たせるのか、確実な教育資金の確保を優先するのか、ご家庭で十分に検討することをお勧めします。

(※1)フコク生命ホームページ参照


[河合 一憲]


■プロフィール 河合 一憲


三菱UFJリサーチアンドコンサルティング(株)コンサルタント

かわい・かずのり●1984年、愛知県生まれ。東京大学大学院・ロンドン大学大学院修了。大学院修了後から一貫してビジネスコンサルティングに従事。外資系コンサルティングファームを経て2013年より現職。


■教育に関するお金のご相談は


三菱東京UFJ銀行
http://www.bk.mufg.jp/kojin/

学校情報検索して資料請求をしよう!

  • 中学校を探す
  • 高等学校を探す
  • 塾を探す
  • 中学校のイベントを探す
  • 高等学校のイベントを探す
  • ラクラク一括資料請求
  • 資料請求コードで一括請求

PR

今すぐチェック!! 編集部オススメ記事

大学・短期大学・専門学校を探すならこちらから

ページの先頭へ