祖父母のみなさま

中学受験にかかる費用

2014年4月1日

新年度になりました。ご進級・ご進学、おめでとうございます。お子様・お孫様は、一抹の不安を感じながらも、新しい一歩を踏み出そうとしているところでしょう。ご家族の皆様には、ぜひとも献身的なサポートでそのチャレンジを応援して頂きたいと思います。 そして、学年が上がるにつれて、近づいてくるのは、受験です。受験生自身にとって、大きなイベントであることはもちろん、ご家族の皆様にとっても、気が気でない時期になってくることと思います。

受験に向けて、ご家族として最も重要な準備すべきこととして「教育資金」が挙げられるでしょう。本連載では、中学・高校受験に必要な費用とその対策を中心に皆様と一緒に考えていきたいと思います。後から想定外だと思っても、教育費は待ってくれません。そのような状況に陥らないにも、しっかりとした教育資金に対する知見と対策をお持ちになって頂きたいと思います。 第1回目の今回は、中学受験に必要な費用をご説明します。もちろん、地域や学校によってバラつきはありますので、ここでは概算としてお考えください。次回は高校受験について検討いたします。その後、学資資金などの具体的な対策方法について検討を進めていきます。最終回の第6回では、お金の話から少し離れて、近年重要性を増している祖父母の方々の受験への関わり方についてご説明いたします。

中学進学についての費用を考えるとき、学費に大きく差があるため、私立中学と公立中学に分けて検討する必要があります。まず、私立中学を受験する場合、受験料が必要になります。東京都の私立中学の場合、受験料は概ね2~3万円程になります。5校に出願すると仮定した場合、受験料は10~15万円ほどが必要になります。また、受験準備として学習塾や家庭教師などを利用されると思います。大手の中学受験対策塾に通学する場合、1年間で100万前後の授業料が必要になることも珍しくありません。受験生ではない4年生、5年生の場合、そこまでの学費はかかりませんが、それでも4年生から6年生までの3年間通学すると仮定した場合、200万は準備しておく必要があるでしょう。つまり、入学する前段階で、少なくとも230~250万円は用意しておく必要があります。

晴れて合格した暁には、入学金が必要になります。東京都が集計したデータによると都内私立中学の平均的な入学金は254,634円となっており、授業料、453,992円、施設費44,572円、その他(制服購入費等)175,786円と合わせて、初年度納付額は、928,984円になります。 これはあくまでも平均ですので、お子様が進学される学校によっては100万円を超えることもあるかと思います。そのため、少なくとも120万円はかかると想定しておいた方がいいかもしれません。残りの中学生活の2年は、入学金を除いた授業料・施設利用費・その他の70万円弱になります。修学旅行などの学校行事や授業に必要な資料・備品の購入もあるでしょうから年間80万~90万円ほどは必要になるかもしれません。以上のことを考えると、中学受験をすると決めた場合、中学3年間で500万以上かかるということを、まず理解しておく必要があります。

一方で、指定学区の公立中学の場合、受験料はもちろん、学費も必要ありません。必要となるのは、指定用品購入費(制服、体操服等)や保険料、給食費、校外学習費などです。高校受験に向けて塾に通うことも考えればその授業料が必要になります。これらを合計すると平均で年間450,340円(文部科学省調査結果)になります。 決して、軽い負担であるとは言えませんが、私立中学と比較するとその差は歴然です。

ここでは、私立中学と公立中学の特徴やメリット・デメリットをお話しすることはしません。ご家庭でお子様の将来についてじっくりと相談して決めてください。いづれにしても、お金がお子様の将来を狭めてしまうことは本当にもったいないことです。ぜひ、ご家族の皆様は、十分な準備をして頂きたいとおもいます。 次回は、高校受験に必要な費用について考えてみたいと思います。


[河合 一憲]


■プロフィール 河合 一憲


三菱UFJリサーチアンドコンサルティング(株)コンサルタント

かわい・かずのり●1984年、愛知県生まれ。東京大学大学院・ロンドン大学大学院修了。大学院修了後から一貫してビジネスコンサルティングに従事。外資系コンサルティングファームを経て2013年より現職。


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