
メイクアップアーティストとは、雑誌・舞台・ファッションショー等でモデルのヘアメイクをするだけのお仕事だと思っていませんか?
ここで紹介する山田佳乃子さんは、有名人や芸能人のヘアメイクだけでなく、化粧品の商品開発に携わる中で、自分のオリジナルブランド「KANOKO」を立ち上げたり、講師として教育にも携わっています。
一言で「メイクアップアーティスト」と言ってもその仕事は多岐にわたり、自分らしく活躍できるフィールドが広がっています!
メイクアップアーティストを目指したきっかけは何ですか?
小さな頃から髪の毛をいじったり、オシャレをすることが大好きで、大学時代に友人のヘアメイクをして遊んでいたら、友人にとても気に入ってもらえました。そのときの友人の喜んだ様子がとてもうれしくて、人の感情に直接的に繋がる仕事をしたいと思ったのがきっかけです。
メイクアップアーティストとして、現在どのようなお仕事をされているのか、教えてください。
ファッションショーではデザイナーさんのイメージに適したヘアメイクの提案、制作を行っています。また、雑誌の美容ページなどでは、スキンケアやメイクアップのアドバイス・モデルのヘアメイクを担当するなど、企画段階から携わっています。
それ以外にも、ヘアメイクの観点から化粧品の新商品の色、使用感、パッケージなどの商品開発に参加しています。
〔フロムハンド〕メイクアップアカデミーではどのようなことを学びましたか?
メイクアップアーティストとして世の中に出るための「全てのこと」を学びました。
ヘアメイクの技術はもちろんのこと、挨拶やマナー、コミュニケーション能力や人と接するための心構えなど、社会人としての常識も勉強できました。
この仕事のやりがいや魅力は何ですか?
日々、様々な分野で活躍されている方に出会えることです。
直接肌に触れることができるので、短時間でも色々なお話を聞くことができます。
たくさんのスタッフの方たちと一緒に、1つの作品や商品を作り出し、完成したときの満足感を味わえることは、この仕事の大きなやりがいです。
反対に、この仕事で一番大変なことは何ですか?
強いて言えば、荷物がとても重いこと…。
現場に入って「あれを持ってくれば良かった…」ということがないように、色々な場面を想定して、重い荷物を持ち歩いています。
仕事における必需品はありますか?
ヘアメイク道具と笑顔、それから思いやりです。
この仕事ならではのおもしろエピソードってありますか?
様々な企業の商品開発をお手伝いさせていただく中で、こんな質感でこのテクスチャーのものがあったら…などとオリジナルのイメージが膨らんできました。そのイメージを、メイクボックス、化粧品…と実際に形にすることができ、今、後輩の学生たちが日々の学校生活の中で、そのメイク商品を使って学んでいることは、この仕事ならではの喜びだと思います。
また、ファッションショーの仕事をしたとき、ドレス完了前からメイクの打ち合わせを重ねていたので、デザイン画からドレスがだんだん完成していく様子を見ることができました。ショーの直前では、ドレスデザイン変更などがあり、ファッション界を間近で体感することができたこともおもしろかったです。
今後の夢や目標を教えてください。
今後は化粧品の開発をもっとしてみたいと思います。使いやすいテクスチャーや色など、今までの経験をもとに考えることができたら嬉しいです。
また、私のするヘアメイクによって気分が晴れたり、自信を持つことができる女性を増やしていきたいと思います。
最後に、読んでくださった方々にひとこと、お願いします。
「ヘアメイクで一人の人の人生を変えることができる」そんなとても素敵なお仕事です。

ヘアメイクアップアーティスト
(株)美ファイン研究所所属
*メイクアップアーティストとして、著名人・芸能人のへアメイクを数多く手がける。桂由美ブライダルショーでは、小池栄子のヘア、要潤のメイクを担当。
パリオートクチュールコレクションのメイクも担当するなど、感性の鋭さを生かしたクリエイティブな活動を続けている。